チャック・ア・ラックは、サイコロを使ったユ
ニークなゲームで、投げられる3つのサイコロ
の目がどのように出るかを当てるものです。
チャック・ア・ラックの起源は、古き良き時代
の英国のパブ。サイコロさえあれば、知らない
者同士でも気楽に酒を飲みながらコミュニケー
ションがとれるため、気難しい英国人を和ませ
る手段として大いに活躍しました。当時の巷の
パブや酒場は、チャック・ア・ラックを看板に
して競って客を集めていたといわれています。
チャック・ア・ラックは、カジノだけでなく、カーニバルや募金活動などでもよく
プレーされています。
賭け方
チャック・ア・ラックは、籠の中で振られる3個のサイコロの目を当てるゲームです。
使用されるサイコロはごく普通の六面の正方体で、各面には1から6までの数字がついて
います。プレーヤーは、テーブル上の好きなボックスの中に賭けるチップを置きます。
チャック・ア・ラックの賭け方には、以下の6つの方法があります。
・ナンバーズ・ベット(Numbers Bet)
・フィールド・ベット(Field Bet)
・ハイ・ベット/オーバー10(High Bet/Over 10)
・ロー・ベット/アンダー11(Low Bet/Under 11)
・オッド(奇数)・ベット(Odd Bet)
・イーブン(偶数)・ベット(Even Bet)
ナンバーズ・ベット(Numbers Bet)
「ナンバーズ・ベット」と呼ばれるエリアにある1から6までの数字が書かれたボックスに
チップを置いて、賭けた数字とサイコロの出た目がいくつ一致したかに応じて払い戻され
ます。
一致したサイコロの数 |
払い戻し倍率 |
1 (シングル) |
1:1 |
2 (ダブル) |
2:1 |
3 (トリプル) |
10:1 |
|
例えば、3個のサイコロの目がすべて4である場合、4と書かれたボックスに置かれた
チップは10対1で払い戻されます。また、プレーヤーの賭けるボックスはひとつには
限られていません。ボックスを好きなだけ選んで、好きなだけチップを置くことが
出来ます。
「ナンバーズ・ベット」以外の5つの賭け方は、すべて、3つのサイコロの目の合計を
もとに払い戻されます。つまり、3個のサイコロの目がそれぞれ5、2、4の場合、合計は
11となります。合計の範囲は、3(1のトリプル)から18(6のトリプル)までです。
フィールド・ベット(Field Bet)
「FIELD」と呼ばれるエリアに賭けた場合、3個のサイコロの目の合計が「FIELD」に
書いてある数字(5、6、7、8、13、14、15、16)のどれかと一致すれば、賭けた
チップと同額のチップが払われます。「FIELD」のどこにチップを賭けたかに関係なく、
サイコロの目が「FIELD」に書いてある数字のどれかになりさえすれば、勝ちです。
ハイ・ベット/オーバー10(High Bet/Over 10)
「High」ボックスに賭けた場合、3個のサイコロの目の合計が、オーバー10(10を超える、
すなわち11以上)になることを予想して賭けていることになります。的中すれば、賭けた
チップの額と同額が支払われます。但し、High Triple(ハイ・トリプル、すなわち12、
15、18)のときは、賭け金は没収されます。
ロー・ベット/アンダー11(Low Bet/Under 11)
「Low」ボックスに賭けた場合、3個のサイコロの目の合計が、アンダー11(11を下回る、
すなわち10以下)になることを予想して賭けていることになります。的中すれば、賭けた
チップと同額が支払われます。但し、Low Triple(ロー・トリプル、すなわち3、6、9)
のときは、賭け金は没収されます。
オッド(奇数)・ベット(Odd Bet)
「Odd(奇数)」ボックスに賭けた場合、3個のサイコロの目の合計が、奇数になることを
予想して賭けていることになります。的中すれば、賭けたチップと同額が支払われます。
但し、Odd Triple(奇数トリプル、すなわち3、9、15)のときは、賭金は没収されます。
イーブン(偶数)・ベット(Even Bet)
「Even(偶数)」ボックスに賭けた場合、3個のサイコロの目の合計が、偶数になることを
予想して賭けていることになります。的中すれば、賭けたチップと同額が支払われます。
但し、Even Triple(偶数トリプル、すなわち6、12、18)の時は、賭金は没収されます。
ゲーム用語
・
Spin (スピン):サイコロをシャッフルするために籠を回転させること。
・
Re-Bet (リベット):前回と同じ額のチップを同じベットに置くこと。
・
Clear (クリア):置いたチップをすべて解除し、元の状態に戻すこと。